- 90年代、アーケードメーカー最高峰の東亜プランの製品
- タイガーヘリ(TIGER HELI)1985年 シューティング
- ゲットスター(GUARDIAN)1986年 アクション
- スラップファイト(ALCON)1986年 シューティング
- 麻雀シスターズ1986年 麻雀
- 飛翔鮫(FLYING SHARK/SKY SHARK)1987年 シューティング
- ワードナの森(WARDNER/Pyros)1987年 アクション
- 究極TIGER(TWIN COBRA)1987年 シューティング
- ダッシュ野郎(RALLY BIKE)1988年 レースアクション
- TATSUJIN 達人(TRUXTON)1988年 シューティング
- ヘルファイアー(HELLFIRE)1989年 シューティング
- 大旋風(TWIN HAWK)1989年 シューティング
- ホラーストーリー(Demon’s World)1989年 アクション
- ゼロウィング(ZERO WING)1989年 シューティング
- 鮫!鮫!鮫!(FIRE SHARK)1989年 シューティング
- スノーブラザーズ(SNOW BROS.)1990年 アクション
- アウトゾーン(OUT ZONE)1990年 アクションシューティング
- ヴィマナ(VIMANA)1991年 シューティング
- 洗脳ゲーム TEKI・PAKI(TEKI・PAKI)1991年 パズル
- ゴークス(GHOX)1991年 パズル
- フーピードッキンダイナマイト!!(Pipi&Bibi’s)1992年 アクション
- 達人王(TRUXTON Ⅱ)1992年 シューティング
- フィグゼイト(FIXEIGHT)1992年 アクションシューティング
- ドギューン‼(Dogyuun)1992年 シューティング
- 【V・Ⅴ】ヴイ・ファイヴ (GRIND STORMER)1993年 シューティング
- ナックルバッシュ(KNUCKLE BASH)1993年 アクション
- えんま大王1993年
- バツグン(BATSUGUN)1993年 シューティング
- スノーブラザーズ2(SNOW BROS.2)1994年 アクション
90年代、アーケードメーカー最高峰の東亜プランの製品

タイガーヘリ(TIGER HELI)1985年 シューティング
縦画面縦スクロールのシューティングゲーム。
レバーと2ボタン(ショット、ボンバー)でヘリコプターを上下左右に操作し、地上の戦車などを攻撃しながら全4面をクリアーする。
特徴として、敵の飛行機などは登場せず、自機のヘリと地上との戦いなのが特徴です。
1987年、アーケードゲームシーンに突如として現れ、多くのプレイヤーを魅了した東亜プランの『タイガーヘリ』。同社初のボンバー型縦スクロールシューティングとして登場した本作は、派手さとは無縁の、ある種「地味」とも形容できるビジュアルながら、そのリアルな描写と奥深いゲーム性で、瞬く間に人気を博しました。 その魅力は、当時としては他に類を見ない、独特の世界観と緻密な作り込みにありました。
一見するとシンプルなグラフィックは、しかし時代を先取りしたリアルな機体描写と、緻密に設計されたステージ構成によって、プレイヤーを現実味のある戦場へと引き込みます。 敵機の種類も豊富で、それぞれ異なる攻撃パターンを持つため、単なる「撃ちまくる」だけのゲームではありません。戦略的な思考と、機敏な操作性が求められる、奥深いゲーム性こそが『タイガーヘリ』の真骨頂と言えるでしょう。 単なる敵の撃墜だけでなく、地形を巧みに利用した回避行動や、ボムの使用タイミング、そして限られた弾数の管理など、プレイヤーの腕前が如実に反映されるシステムは、熟練者ほどその魅力にハマる、中毒性のあるゲーム体験を提供しました。
その高い評価は日本国内に留まりませんでした。ヨーロッパやアメリカのゲーム誌においても高い評価を得ており、当時、海外市場で日本のアーケードゲームが成功するには、派手な演出が必須と考えられていた中、本作の成功は、ゲーム性の高さだけで勝負できることを証明した、画期的な出来事でした。 多くの海外ゲーマーが、『タイガーヘリ』の独特の重厚感と、リアルな戦闘描写に熱狂したのです。
2年後の1989年には、その続編とも言われる『バトルタイガー』(究極TIGER)が登場しますが、本作『タイガーヘリ』が東亜プラン、そしてシューティングゲームの歴史に与えた影響は計り知れません。 社内においては、後の作品開発に多大な影響を与え、社外においては、新たなシューティングゲームの潮流を築き上げたと言っても過言ではないでしょう。

ゲットスター(GUARDIAN)1986年 アクション
横方向のアクションゲーム。
レバーと2ボタン(パンチ、キック)で操作し、ジャンプはレバーを上か斜め上で行う事が出来、画面上から出て来るアイテムボールをとってパンチをパワーアップし、三色に点滅するアイテムを取る事で回復や無敵などが使用出来ます。
1980年代後半、アーケードゲーム市場は縦スクロールシューティングやアクションゲーム全盛期を迎え、数々の名作が誕生しました。その中にあって、東亜プランからリリースされたベルトスクロールアクション『ゲットスター』は、決して派手さや華やかさを前面に出したゲームではありませんでした。しかし、そのシンプルな操作性と、独特の世界観、そして忘れがたいキャラクターデザインによって、多くのプレイヤーの心を掴んだ、いわば「影の名作」と言える存在なのです。
本作の主人公は、サイボーグ型の宇宙戦士。5つの惑星を支配する邪悪な存在“ビックデモール”を倒すため、地球から派遣されてきました。 惑星ごとに個性豊かな敵キャラクターたちが待ち構え、プレイヤーはレバーとボタンによるシンプルな操作で、パンチとキックを駆使してこれらに立ち向かいます。一見すると、ありふれたベルトスクロールアクションゲームのようですが、『ゲットスター』の魅力は、その「シンプルさ」の中にこそ存在します。
まず目を引くのは、主人公ロボットのデザインです。装飾を排した、飾り気のない、しかしどこか頼もしさを感じさせるその姿は、後の多くのメカニックデザインの先駆けともいえるでしょう。そして、敵キャラクター達。個性豊かで、中には愛嬌さえ感じさせるデザインの敵が、各惑星を彩ります。これらのキャラクターデザインは、決してリアルさを追求したものではありません。むしろ、どこか漫画チックで、ユーモラスな要素が加えられており、それが独特の世界観を醸し出しているのです。
この独特の世界観は、ゲームのグラフィックやサウンド、そしてゲームシステムと見事に調和しています。 決して高精細なグラフィックではありませんが、各惑星の背景は丁寧に描かれ、それぞれの惑星の特徴を的確に表現しています。そして、軽快なBGMはプレイ中の緊張感を和らげ、時にコミカルな演出を盛り上げる効果も持ち合わせています。
操作性はシンプルで直感的。レバーで移動、ボタンでパンチとキック。これだけで、多彩なアクションを繰り出すことができます。 しかし、そのシンプルさの裏には、奥深いゲーム性が潜んでいます。 敵の攻撃パターンを覚え、的確なタイミングで攻撃を繰り出し、状況に応じてパンチとキックを使い分ける。 熟練のプレイヤーであれば、華麗なコンボを繋ぎ、敵を次々と倒していくことができます。このシンプルな操作性と奥深いゲーム性の融合こそが、『ゲットスター』の最大の魅力であり、後の格闘ゲームにも多大な影響を与えたと評される所以と言えるでしょう。
『ゲットスター』は、日本国内だけでなく、海外でも稼働していました。当時としては、それなりの人気を博したとされていますが、近年のレトロゲームブームの中で、その独特の魅力が再評価され、若い世代にも新たなファンを獲得しつつあります。 派手さはないけれど、確かな面白さ、そして独特の世界観。それが『ゲットスター』という、東亜プランが手掛けた隠れた名作の、揺るぎない魅力なのです。 シンプルなゲーム性の中に潜む奥深さ、そして愛嬌のあるキャラクターデザイン。 これらの要素が絶妙に絡み合い、忘れられないゲーム体験を提供してくれるでしょう。 一度プレイすれば、その魅力の虜になること間違いありません。

スラップファイト(ALCON)1986年 シューティング
縦画面縦スクロールのシューティングゲーム。
レバーと2ボタン(ショット、武器選択)で自機を操作し、全百エリアを進む。
画面下のゲージで装備の色が変わっている時に武器選択ボタンを押すと、装備が変更出来る。SHOT、BOM、LASER、H.MISのいずれかから選択可能です。
壮大なSFストーリーを、縦スクロールシューティングゲームという枠に凝縮した、まさに東亜プランらしい意欲作。当時、タイガーヘリの美麗なグラフィックは高く評価されていましたが、本作ではそれをさらに凌駕する、色彩豊かで洗練されたビジュアルが大きな話題を呼びました。単なる派手さやスピード感だけでなく、緻密に作り込まれたグラフィック、奥深いゲーム性、そして全体を通して高い完成度が、プレイヤーを魅了し、高い人気を博しました。
その完成度の高さは、稼働から数年後に刊行されたムック本「ビデオゲームフルリスト」でも特筆されており、「完成度が高い」と評されています。派手な演出や圧倒的なスピード感こそありませんが、この高い完成度こそが、本作の最大の魅力であり、プレイヤーを熱狂の渦に巻き込む原動力だったと言えるでしょう。
その魅力は、アーケード版のみならず、家庭用プラットフォームへの移植版でも十二分に発揮されました。各ゲーム雑誌の読者投票や専門誌によるレビューでは軒並み高評価を獲得し、アーケード版で感じた感動を、家庭用ゲーム機でも多くの人々が再び味わうことができました。 時代を超えて愛される本作は、東亜プランの技術力と表現力の高さ、そしてゲーム制作に対する情熱を余すことなく示す、まさに傑作と言えるでしょう。 緻密なグラフィック、奥深いゲームシステム、そして壮大な物語。これらの要素が完璧なバランスで融合し、長く記憶に残る名作を生み出したのです。 その完成度の高さは、当時を知るベテランゲーマーのみならず、現代のゲーマーにとっても、未だ色褪せることのない輝きを放ち続けています。

麻雀シスターズ1986年 麻雀
コンピューター麻雀ゲームで、スタートボタンを押した後に三姉妹から好みの子を選択し、再度スタートボタンでゲームが開始される。ルールはアリアリでドラはゲンブツ、プレイヤーが0点でゲームオーバー。流局の際にプレイヤーがテンパイしていると、海底ゲームと野球拳ゲームが選択出来ます。

飛翔鮫(FLYING SHARK/SKY SHARK)1987年 シューティング
1900年初頭の飛行機が自機の縦画面縦スクロールのシューティングゲーム。
レバーと2ボタン(ショット、ボンバー)でヘリコプターを上下左右に操作し、全5面を進んで行く。特定の地上物撃破で登場するB(ボンバー)、飛行編隊撃墜時に登場するS(ショットパワーアップ)と1UPアイテムが登場します。
リアリティあふれる世界観と、見る者を魅了する美しい映像。シンプルながらも緻密に計算されたゲーム性による、手に汗握るスリル満点のプレイ体験。シューティングゲームファンから絶大な支持を受け、不朽の名作として語り継がれる縦スクロールシューティングゲーム――それが『飛翔鮫』です。
物語は、戦乱の末期、我が軍の基地が敵軍にほぼ占領され、絶体絶命の危機に瀕しているところから始まります。起死回生を賭け、最後の希望として、ひとりの男に任務が託されます。人々は彼を「飛翔鮫」と呼びます。
『飛虎鮫』は、一見シンプルなシューティングゲームに見えますが、その魅力は、リアルで重厚感あふれるグラフィックと、緊張感あふれる敵の動きや攻撃にあります。プレイヤーは、まさに「飛翔鮫」となり、危険に満ちた世界へと飛び込んでいくのです。
このゲームの大きな特徴として、東亜プランの前作『タイガーヘリ』や『スラップファイト』で見られた、自機のメインショットの射程制限が廃止されている点が挙げられます。さらに、東亜プランの縦スクロールシューティングゲームとしては初めて、基本の縦スクロールに加え、自機の左右移動に合わせて画面がゆっくりと左右スクロールするシステムが採用されました。これにより、画面の4/3倍もの広大な空間でプレイが可能となり、敵を画面外に誘導して攻撃を回避するなど、戦略的なプレイが求められるようになりました。
この革新的なシステムは、単なる派手な演出やスピード感だけでなく、高い戦略性をプレイヤーに要求することで、『飛翔鮫』の世界観をより深く、よりリアルに体感させることに成功しました。敵の配置や攻撃パターンを綿密に読み解き、巧みな回避と的確な攻撃を繰り返すことで、プレイヤーはギリギリの状況をくぐり抜け、勝利への道を切り開いていきます。
緻密に設計されたゲーム性と、美しいグラフィック、そして戦乱の末期という重厚な世界観。これらの要素が完璧なバランスで融合することで、『飛翔鮫』は、国内外問わず高い評価を獲得し、シューティングゲーム史に燦然と輝く不朽の名作となりました。 その魅力は、単なるノスタルジーを超え、現代のゲーマーをも魅了し続けているのです。 緊張感と達成感、そして戦略的なプレイによって得られる爽快感。これこそが、『飛翔鮫』という名作が時代を超えて愛され続ける理由と言えるでしょう。

ワードナの森(WARDNER/Pyros)1987年 アクション
横画面、横スクロールアクションゲーム。
レバーと2ボタン(ショット、ジャンプ)で主人公を操作し、森の中でさらわれた少女を救いにいく。
画面下のゲージで装備の色が変わっている時に武器選択ボタンを押すと、装備が変更出来る。SHOT、BOM、LASER、H.MISのいずれかから選択可能です。
アーケードゲームの黄金期を彩った、東亜プランによる横スクロールアクション『ワードナの森』。その魅力は、RPG的世界観をコミカルな演出とテンポの良いサウンドで彩り、プレイヤーを冒険へと誘う点にあります。 どこか懐かしさを感じさせる、それでいて新鮮なゲーム体験を提供する本作は、なぜ今なお多くのゲーマーから愛され続けるのか。その魅力を紐解いていきましょう。
ゲームの舞台は、ファンタジー映画を彷彿とさせる、神秘的で美しい「ワードナの森」。主人公である少年と少女は、ある出来事をきっかけにこの不思議な世界へと迷い込んでしまいます。 しかし、その冒険は、少女が森の支配者「ワードナ」によって水晶玉へと変えられ、森の奥深くに連れ去られるという衝撃的な展開から始まります。 少年は、愛する少女を取り戻すため、魔法の炎を武器に危険な旅路へと挑むのです。
一見すると、王道ファンタジーの物語のように見えますが、『ワードナの森』の真骨頂は、そのコミカルで魅力的なキャラクターたちと、軽快なサウンドにあります。 少年少女をはじめとする個性豊かな登場人物たちは、時にユーモラスに、時に真剣に、冒険を彩ります。彼らの表情や仕草、そして会話までもが、細やかに作り込まれており、プレイヤーはすぐに彼らに感情移入し、冒険を共にしたいと思うでしょう。
さらに、ゲームを彩るサウンドは、単なるBGM以上の役割を果たしています。 軽快でノリの良い音楽は、ゲームのテンポをさらに加速させ、プレイヤーの冒険心を掻き立てます。 スリリングな場面では緊張感を高め、コミカルな場面では笑いを誘う、まさにゲーム体験を最大限に高めるためのサウンドデザインと言えるでしょう。
ゲーム性においても、『ワードナの森』は東亜プランらしい丁寧な作り込みが光ります。 アクションはシンプルながらも奥深く、敵の攻撃パターンを覚えること、アイテムや魔法を効果的に使用することなどが、高得点やクリアを目指す上で重要な要素となります。 絶妙な難易度設定も、プレイヤーを飽きさせず、何度もプレイしたくなる魅力となっています。 そして、ゲームオーバーになっても、そのコミカルな演出と軽快なサウンドのおかげで、ついつい「もう1回!」とコンティニューしてしまう、そんな中毒性も本作の魅力と言えるでしょう。
『ワードナの森』は、単なる横スクロールアクションではありません。 RPG的世界観、コミカルなキャラクター、テンポの良いサウンド、そして丁寧に作り込まれたゲーム性。これらが絶妙なバランスで融合することで、独特の魅力を放つ、まさに東亜プランの真骨頂と言える作品なのです。 その魅力は、当時プレイした世代だけでなく、現代のゲーマーをも惹きつけ、長く愛され続ける所以と言えるでしょう。 緻密なドット絵で描かれた世界、そして忘れられないキャラクターたちとの冒険は、今もなお、多くのプレイヤーの記憶に鮮やかに刻まれているはずです。

究極TIGER(TWIN COBRA)1987年 シューティング
タイガーヘリの続編で、縦スクロール戦闘シューティングゲーム
主人公のヘリコプターが多種多様の武器を使い、空、陸、海上基地全十面を撃破しながら進んで行く。操作はレバーと2ボタン(ショット、ボンバー)で行い、オタケビやPボックスを破壊するとアイテムが出て来ます。
アーケードゲーム史に燦然と輝く金字塔、『タイガーヘリ』。その革新的なゲーム性と圧倒的な完成度は、縦スクロールシューティングというジャンルに新たな地平を切り開き、後のゲーム開発に多大な影響を与えたことは疑いようがありません。東亜プランは本作でシューティングゲームメーカーとしての地位を確固たるものとし、その名を世界に轟かせたのです。
時は流れ、幾星霜…。かつて我々のヒーローとして空を駆け巡った『タイガーヘリ』は、ある作戦を最後に消息を絶ちました。未だその行方は不明のまま、新たな脅威が世界を覆い尽くさんとしています。そんな絶望的な状況の中、希望の光が差し込みます。 それは、『タイガーヘリ』を彷彿とさせる、勇猛果敢な新型バトルヘリ。その名は『バトルタイガー』。
『バトルタイガー』は、単なる後継機ではありません。 前作を凌駕する進化を遂げた、真のヒーローと言えるでしょう。 その登場は、当時、数多のヒット作がひしめき合うアーケードゲーム市場において、瞬く間に大きな話題を呼びました。
その人気ぶりは、各ゲーム誌の読者投票結果が雄弁に物語っています。1988年度のベストシューティングゲーム賞で堂々4位、年間ヒットゲームでも9位にランクイン。更には、編集部特別賞であるピュアシューティング賞も受賞するという快挙を成し遂げました。 他のゲーム誌でも軒並み高得点を獲得しており、そのゲーム性と完成度の高さは、業界内外から絶賛されたのです。
『バトルタイガー』の成功は、単なる幸運ではありません。 緻密な作り込み、洗練された敵のAI、そして当時氾濫していた縦スクロールシューティングゲームとは一線を画す圧倒的な完成度。 これらの要素が完璧なバランスで融合することで、シューティングゲーム黄金期における最高峰の座に君臨する傑作が誕生したのです。 それは、単なる「究極のタイガー」と呼ぶに相応しい、比類なき作品と言えるでしょう。
その魅力は日本国内に留まりません。海外市場においても『TWIN COBRA』として大ヒットを記録し、様々なプラットフォームへの移植が繰り返されるほど、世界中のゲーマーを魅了しました。 これだけの移植実績は、このゲームがいかに革新的で、時代を超えて愛される作品であったかを証明しています。
『バトルタイガー』は、単なるゲームを超えた、一つの文化現象と言えるでしょう。 その完成度、ゲーム性、そして時代を反映したデザインは、今もなお多くのゲーマーの記憶に深く刻まれ、語り継がれ続けています。 それは、東亜プランが築き上げた、まさに伝説と言える偉業なのです。

ダッシュ野郎(RALLY BIKE)1988年 レースアクション
高速走行するオートバイを敵・障害物を避けながらゴールを目指す縦画面、縦スクロールバイクレースゲーム
アメリカを舞台に6つのレーシングステージと2つのボーナスステージで構成されており、各レーシングステージは全て60位よりスタートし、他のバイク等を抜くことで順位を上げて行き、規定順位内でゴールするとステージクリアーとなります。
アーケードゲーム黄金期を彩る、東亜プラン開発のバイクレースアクションゲーム。その魅力は、単純明快なゲーム性による爽快感だけにとどまらず、軽快なサウンドとコミカルな演出が絶妙に融合し、唯一無二の世界観を創り出している点にあります。 レースゲームという枠を超え、まるでバイクでツーリングをしているかのような、ゆったりとした時間と軽快なリズムが心地よく、ついついプレイを続けてしまう中毒性も持ち合わせています。 その人気は国内にとどまらず、海外でも高く評価され、アーケード版、家庭用移植版ともに高い支持を得た、まさに名作と呼ぶに相応しいタイトルです。
このゲームの面白さは、その分かりやすさ、そして奥深さにあります。 操作はシンプルで、誰でもすぐにプレイできる手軽さが魅力です。しかし、コースを熟知し、ライバルの動きを読み、巧みなテクニックで抜きつ抜かれつの攻防を繰り広げることで、より高いスコアを目指せる奥深さも併せ持っています。 単なる「速さ」だけでなく、コース取りやアイテムの使用、ライバルとの駆け引きなど、戦略性も求められる点が、高い評価に繋がった理由の一つと言えるでしょう。
しかし、このゲームを単なるレースゲームとして片付けてしまうのは、あまりにも勿体無いです。 東亜プランらしい、軽快で陽気なBGMは、プレイ中のテンションを常に高く保ち、コミカルな演出は、ゲームオーバーになっても悔しさよりも笑いがこみ上げてくる、そんな不思議な魅力をプレイヤーに与えてくれます。 バイクのデザインやキャラクターの動きにも遊び心が感じられ、見ているだけでも楽しい、そんな作品です。 この独特の雰囲気は、東亜プラン開発陣のセンスと遊び心、そしてゲームに対する愛情が凝縮された結果と言えるでしょう。
海外ゲーム雑誌において、アーケード版が100点満点中80点という高評価を獲得したことは、このゲームの世界的な人気を示す重要な指標です。 これは、言語や文化の壁を超えて、普遍的な面白さを提供できたことの証であり、開発陣の力量を如実に表しています。 その後、家庭用ゲーム機への移植も成功を収め、国内外のゲーム雑誌で高い評価を得たことは、このゲームが時代を超えて愛される名作であることを改めて証明しています。 アーケード版、家庭用版双方で高い評価を得たという事実は、その完成度の高さを物語っています。 移植版においても、オリジナルの魅力を損なうことなく、それぞれのプラットフォームに最適化されたクオリティを実現している点も、特筆すべきでしょう。
独特の世界観、シンプルながらも奥深いゲーム性、そして軽快なサウンドとコミカルな演出。 これらの要素が完璧なバランスで融合し、多くの人々を魅了した、まさに傑作バイクレースアクションゲーム。 久しぶりにゲーセンでプレイしてみたくなりませんか? あるいは、家庭用ゲーム機で改めてプレイし直してみるのも良いかもしれません。 このゲームは、きっとあなたに、忘れられないゲーム体験を与えてくれるでしょう。

TATSUJIN 達人(TRUXTON)1988年 シューティング
究極タイガーの宇宙編となる作品で、縦画面、縦スクロールシューティングゲーム、レバーと2ボタン(ショット、ボンバー)でファイターを操作し、全200エリアの巨大ボス5体を倒して進んでいく。オプションボックス「S」「P」「B」「U」「UP」「2UP」を破壊するとアイテムが出現、武器チェンジアイテムはパワーショット、達人ビーム、サンダービームがあります。
東亜プラン。その社名を聞けば、多くのアーケードゲームファンは、鮮烈なビジュアルと中毒性の高いゲーム性を持つシューティングゲームの数々を思い起こすだろう。数ある名作の中でも、『TATSUJIN(タツジン)』は、東亜プランのビジュアルイメージを決定づけた、そして近代シューティングゲームの基礎を築いたと言っても過言ではない、縦スクロールシューティングの代表作として君臨し続けている。
本作の魅力は、まず何と言ってもその視覚的なインパクトだ。派手なエフェクトを伴う多彩な武器群は、当時のアーケードゲームにおいて類を見ないほどの鮮やかさを誇り、プレイヤーの目を釘付けにした。画面を埋め尽くす敵弾、そしてそれを切り裂くような自機の攻撃は、爽快感と同時に、緊張感に満ちたプレイ体験をもたらす。 しかし、その華麗な演出の裏側には、驚くほどシンプルなゲーム性がある。操作方法は至って直感的で、誰でも容易にプレイを開始できる。だが、そのシンプルさゆえに、高難易度を誇る本作では、高度なテクニックと予測能力が求められる。敵の攻撃パターンを覚え、適切な武器を選択し、正確な操作で回避と攻撃を繰り返す。 まさに、シンプルさと奥深さが絶妙に融合した、熟練者ほどその真価を理解できる、中毒性の高いゲームデザインとなっている。 このシンプルながらも奥深いゲーム性は、多くのプレイヤーを魅了しただけでなく、後のシューティングゲーム開発にも大きな影響を与えた。 『TATSUJIN』以前のシューティングゲームは、複雑な操作や覚えにくいパターンが多く、敷居の高いゲームであるという印象が強かった。しかし、『TATSUJIN』は、誰でも手軽にプレイできる一方で、熟達するには相当な努力と時間が必要であるという、新たなゲーム性の可能性を示したのである。 まさに、近代シューティングゲームの基礎を築いた、画期的な作品と言えるだろう。

ヘルファイアー(HELLFIRE)1989年 シューティング
横画面、横スクロールシューティングゲームで、レバーと2ボタン(ショット、ショット方向選択)にて自機を操作し、30エリア、六面を進んで行く、途中で特定の敵や建物を破壊するとスピードアップ、パワーアップ、1UP等のアイテムが取得できる。
ショット方向選択ボタンにて、前方だけではなく後方や側面などにビームを発射可能です。
西暦2742年。人類は、資源枯渇と環境破壊による地球の崩壊を回避するため、宇宙への進出を余儀なくされた。しかし、広大な宇宙空間は、想像を絶する危険に満ちていた。未知の異星生命体「ザイゴン」の襲来である。彼らは、圧倒的な軍事力と、高度なテクノロジーを駆使し、人類の植民地を次々と侵略していく。人類の存亡をかけた戦いが、今、始まる。
あなたは、地球防衛軍特殊部隊「ストライカー・スクワッド」に所属する精鋭パイロット、コードネーム「ゼロ」だ。 最新鋭の戦闘機「ストライカーX」に乗り込み、ザイゴンの侵略を阻止するため、危険なミッションに挑むことになる。 任務は、ザイゴンが建造した巨大な宇宙要塞「ダークネス・ネクサス」の破壊だ。この要塞は、ザイゴンの侵略拠点であり、彼らの圧倒的な軍事力の源泉となっている。

大旋風(TWIN HAWK)1989年 シューティング
縦画面、縦スクロールシューティングゲームで、1940年台の戦闘機である自機をレバーと2ボタン(ショット、ヘルパー/ボンバー)で操作し、ゲームを進めていく。
ヘルパーボタンは1回押すと、ヘルパーが6機出現し、組合せによりボンバーとしての利用も可能です。
1940年代、世界は再び戦争の闇に覆われようとしていた。空には、轟音と共に鋼鉄の鳥たちが飛び交い、地上では銃声が響き渡る。あなたは、この混沌とした戦場を駆け抜ける、精鋭パイロットである。愛機、第二次世界大戦を象徴する名機――その勇姿は、数々の激戦をくぐり抜けてきた証だ。操縦桿を握り、レバーと2つのボタン、ショットとヘルパー/ボンバーを駆使し、敵の猛攻をかわしながら、勝利の道を切り開いていこう。
本作『Sky Aces』は、縦画面、縦スクロールシューティングゲームだ。 画面いっぱいに広がる、迫力満点の空中戦は、まるで自分がパイロットになったかのような臨場感をプレイヤーに与える。 古き良き時代の戦闘機を操縦し、次々と迫り来る敵機を撃墜していく爽快感、そして、戦火の絶えない空を駆け抜けるスリリングな体験は、プレイヤーをその世界へと引き込む。

ホラーストーリー(Demon’s World)1989年 アクション
横画面、横スクロールのアクションゲーム、レバーと2ボタン(ショット、ジャンプ)で操作し、全七面を進んで行く。
武器は五種類あり、選択マークを取る事で好きな武器に変更出来る(2人プレイ時は同時に同じ武器を持てない)地中深く眠り続けて居た魔王「ディーモン」が目を覚ましたので、主人公は二度と出られない用に闇の中に封じ込めるといったストーリー展開です。
闇の底で長い眠りから覚めた魔王ディーモン。その復活によって、世界は未曾有の危機に瀕していた。ディーモンの魔力によって操られた無数の魔物たちが地表に蠢き始め、人類の生活圏は徐々に、しかし確実に侵食されつつある。このままでは、この美しい地球は魔物たちの手に落ち、永遠の闇に閉ざされてしまうだろう。
人類滅亡の危機を目前に、最後の希望の光が灯る。それは、勇猛果敢な戦士たちが繰り広げる、壮絶にして痛快な戦いの物語だ。彼らは、ディーモンと、その魔の手によって生み出された無数のモンスターたちと、果敢に戦いを挑む。その戦いは、地球の未来を賭けた、壮大な決戦となるだろう。
しかし、この物語は、ただ闇と絶望に満ちた悲壮な戦いだけではない。個性豊かで魅力的なキャラクターたちが織りなす、コミカルで心温まる物語でもあるのだ。それぞれのキャラクターは、独特の個性と魅力を放ち、時にユーモラスなやり取りを繰り広げ、緊張感漂う戦闘シーンの合間に、プレイヤーの心を和ませる。彼らの軽妙な掛け合いは、まるで古き良き時代のアクション映画のよう。

ゼロウィング(ZERO WING)1989年 シューティング
横画面、横スクロールシューティングゲームで、レバーと2ボタン(ショット、プリソナービーム)にて自機「ZIG-01」を操作し、全8面を進んで行く、パワーアップアイテムを取るとオプション「ZEROWING」が自機の上下に装備され、アイテムの色に応じた武器を装備・攻撃することが出来、プリソナービームは敵やボンバーを捕獲することが出来ます。

鮫!鮫!鮫!(FIRE SHARK)1989年 シューティング
縦画面、縦スクロールシューティングゲームで、1940年台の戦闘機である自機をレバーと2ボタン(ショット、ボンバー)で操作し、全10面を進んで行く。
ボンバーに特徴があり、ボンバーボタンを押しっぱなしにする事により、遠くまでボンバーを落とすことが出来る。
また、特定の敵を破壊すると様々なアイテムが出現しパワーアップが可能です。
1989年、世界は戦火に包まれていた。圧倒的な軍事力を持つS軍の重機兵団「レッドスター」が、中東の小国「大民国」を侵略。その残虐非道な行為は、世界を震撼させた。大民国は、絶体絶命の危機に瀕していた。
希望の光は、かすかながらも存在した。かつて聖域を守護した英雄機「フライングシャーク」が、大民国解放軍「憂民」の手によって蘇ったのだ。その名は『ファイヤーシャーク』。機体全体を覆う、燃え盛るような炎の羽ばたきは、まさに火の鳥を思わせる圧倒的な視覚的インパクトを放つ。プレイヤーは、この『ファイヤーシャーク』のパイロットとなり、絶望の淵に立たされた大民国を救うため、空へと飛び立つ。
コードネームは「鮫!鮫!鮫!」。その名にふさわしく、プレイヤーは『ファイヤーシャーク』を操り、S軍の猛攻を凌駕するべく、壮絶な空中戦を繰り広げることになる。
本作『ファイヤーシャーク』は、縦スクロールシューティングゲームとして、当時としては類を見ない革新的なビジュアルを誇っていた。画面全体を覆い尽くす、燃え上がる炎の表現は圧巻。その迫力あるグラフィックと、シューティングゲーム愛好家の魂を揺さぶる、熱く激しいサウンドは、プレイヤーの闘争本能を掻き立てる。

スノーブラザーズ(SNOW BROS.)1990年 アクション
横画面アクションゲームで、レバーと2ボタン(ショット&キック、ジャンプ)でNICKかTOMを操作し、全50面を進んで行く。
主人公達が敵を雪だるまショットでくるみ、キックすることで敵を退治、フロアー内の敵を全滅させる事で次のフロアーへ進める。
雪ダマで敵を倒すと各種アイテムが出現します。
平和なスノーランドを乗っ取り、双子の王女プリプリ姫とプチプチ姫をさらった悪のホットダ王国のアチッチ王!このままではスノーランドは全て溶けて消えてしまう!平和な日々を取り戻すため、スノーブラザーズが立ち上がる!
可愛らしいキャラクターと、クールでホットな世界観が魅力の固定画面型アクションゲーム。シューティングゲームで名高い東亜プランならではの、シンプルながらも奥深いゲーム性と爽快なアクションが特徴だ。画面いっぱいに広がる敵を、磨かれたテクニックで一網打尽にする快感は、まさに格別。
当時、様々なプラットフォームに移植され、国内外で高い評価を得た本作は、最近ではNintendo Switchでもリメイク版が発売され、新たなファン層を獲得している。老若男女問わず楽しめる、忘れられない名作だ。

アウトゾーン(OUT ZONE)1990年 アクションシューティング
縦画面、縦スクロールシューティングゲームで、サイボーグ戦士ををレバーと2ボタン(ショット、ボンバー)で操作し、全7面を進んで行く。特定の敵や箱を破壊すると武器のパワーアップやボンバー補充等のアイテム、稀に特殊アイテムが出現し、特別な武器や装備を入手出来ます。
人類は滅亡の淵に立たされていた。突如襲来した異星生命体「ザイゴン」の圧倒的な力の前で、地球防衛軍は壊滅寸前。最後の希望は、極秘裏に開発されたサイボーグ戦士部隊「スカル・スクワッド」に託された。 あなたは、その精鋭部隊の一員である「コードネーム:ゼロ」として、人類の存亡をかけた戦いに身を投じることになる。
手にしたものは、最新鋭のサイボーグボディと、未知のエネルギーを動力源とする高出力兵器だ。レバーを操り、機体を自在に操縦し、2つのボタン、ショットとボンバーを駆使して、襲いかかるザイゴンの猛攻を突破していく。
ゲームは、息を呑むような緊張感に満ちた全7面の縦スクロールシューティングだ。画面いっぱいに迫りくるザイゴンの宇宙船、異形の生物兵器、そして巨大なボスモンスター。それらは、容赦なくあなたを攻撃してくる。 激しい銃撃戦の中、巧みな操縦技術と、的確な攻撃が求められる。 一瞬の隙も許されない、手に汗握る戦いが、あなたを待ち受けている。
しかし、絶望的な状況の中にも、希望の光は存在する。 特定の敵や破壊可能なオブジェクトを破壊すると、様々なアイテムが出現する。 ショットの威力を増強するパワーアップアイテム、ボンバーの数を補充するアイテム、そして、戦況を一変させる可能性を秘めた、稀少な特殊アイテムだ。
これらのアイテムを駆使し、戦略的に戦うことが、勝利への鍵となる。 強力なレーザー兵器、広範囲を攻撃するミサイル、敵の攻撃を無効化するシールド…、入手したアイテムによって、あなたの戦闘スタイルは大きく変化するだろう。 新たな武器や装備を手に入れることで、これまで困難だったステージも、容易に攻略できるようになるかもしれない。 しかし、これらのアイテムは、そう簡単には手に入らない。 敵を倒し、アイテムを探し出すには、高度な操縦技術と、運も必要となるだろう。
各ステージは、それぞれ異なる特徴を持つザイゴンの兵装や地形が待ち構えている。 灼熱の惑星、氷結した衛星、そして、ザイゴンの巨大母艦内部…。 変化に富んだステージを攻略するごとに、あなたは新たな脅威と遭遇し、今まで以上に高度な技術と戦略が求められる

ヴィマナ(VIMANA)1991年 シューティング
縦画面、縦スクロールシューティングゲームで、1940年台の戦闘機である自機をレバーと2ボタン(ショット、サークルボム)で操作し、全6面を進んで行く。初心者向けの易しいゲームで、溜め打ちが利用出来ます。
アイテムには武器のパワーアップ、サークルボム補充、ボーナス、1UPなどがあります。
宇宙の果てしない闇に、鮮やかな色彩が舞い踊る。そこは、オーソドックスなスペースバトルを舞台としながらも、インド神話の世界観を思わせる幻想的なグラフィックが織りなす、唯一無二の戦場だ。 『ヴィマナ』は、そんな異質な魅力を放つ縦スクロールシューティングゲーム。 古の宇宙船を思わせる自機は、軽快な動きで敵弾をかいくぐり、次々と襲いかかる宇宙の脅威を撃ち砕いていく。
ゲームの進行はシンプル。しかし、そのシンプルさの中にこそ、『ヴィマナ』独自の奥深さが潜んでいる。ショットボタンを押し続けることで溜まるパワーは、ワイドシュートへと昇華。爽快感溢れる一撃で、画面いっぱいに広がる敵をなぎ倒すことができる。さらに、ボタン操作ひとつで自機の周囲に展開する「サークルボム」は、8つの小さな爆弾が回転しながら敵に襲いかかり、圧倒的な攻撃力を誇る。 これら多彩な攻撃手段を駆使し、次々と現れる敵を撃破していく爽快感は、まさに中毒性すら感じさせる。
しかし、『ヴィマナ』の魅力は、その爽快感だけではない。インド神話を彷彿とさせる、独特のビジュアル表現は、プレイヤーの心を掴んで離さない。 きらめく星々、神秘的な宇宙空間、そして個性豊かな敵キャラクターのデザインは、単なる宇宙空間の戦闘という枠を超え、まるで壮大な叙事詩をプレイしているかのような感覚に陥らせる。 そして、その世界観をさらに盛り上げるのが、ノリにノッたサウンドトラックだ。 疾走感あふれるBGMは、プレイヤーの闘争心を掻き立て、ゲームプレイをより一層エキサイティングなものにしてくれる。

洗脳ゲーム TEKI・PAKI(TEKI・PAKI)1991年 パズル
横画面のパズルゲームで、3方向レバーと1ボタン(回転ボタン)でブロックを操作し、ゲームを進める。
上からレッド、ピンク、オレンジ、ブルー、グリーンのブロックが混合色で3個単位で落ちてくるので、どの様な形で良いので同じ色のブロックを五個以上繋げて消していく。
頂上までブロックが上がればゲームオーバーとなります。
破壊と創造の狭間で揺らぐ、中毒性の塊――それが『TEKI・PAKI』だ。東亜プランが生み出した、この異質な落ち物パズルは、従来のジャンルの概念を大胆に破壊し、独自の進化を遂げている。その最大の特徴は、何と言っても「爆弾」の存在だろう。カラフルなブロックを積み重ね、ラインを消していく一般的な落ち物パズルとは異なり、『TEKI・PAKI』では、戦略的に配置された爆弾を駆使し、盤面を一気に吹き飛ばす爽快感こそが、このゲームの真髄と言える。
他の落ち物パズルゲームでは味わえない、圧倒的な破壊力と開放感。 それは、まるでストレスを一気に解消するかの様な、中毒性の高い快楽だ。 緻密な計算に基づいた戦略と、運の要素が絶妙に絡み合い、プレイヤーを飽きさせない。一見シンプルなルールながら、その奥深さは計り知れない。 初心者でも気軽に始められる手軽さがありながら、熟練者も唸らせる高度な戦略性を併せ持っているため、幅広い層のプレイヤーを魅了する。

ゴークス(GHOX)1991年 パズル
縦画面のブロック崩しゲームで、専用パドル(上下方向、左右回転)と2ボタン(ショット、ボンバー)で操作し、画面内のブロックを全て破壊するとクリアーとなる。
宝箱を破壊すると、弾の貫通力が上がったり、遅くなったり、分裂する等のアイテムが、稀に出現する宝玉は同じ色を5回連続で取り続けるスペシャルパワーアップがつきます。

フーピードッキンダイナマイト!!(Pipi&Bibi’s)1992年 アクション
横画面アクションゲームで、4方向レバーと2ボタン(ビリビリゲーム、ギャルキャンセル)で操作し、全6ステージ、各4面を進んでいく。
ビリビリゲームを使い、敵を躱しながら、画面上のコンピューターに爆弾をセットし、全ての爆弾のセットが終わるとカウントダウンが始まるので20秒以内に脱出することでステージクリアーとなります。

達人王(TRUXTON Ⅱ)1992年 シューティング
縦画面、縦スクロールの1988年発売の達人(TATSUJIN)の続編であるシューティングゲームで、レバーと2ボタン(ショット、ボンバー)で自機(ハイパーファイター号)を操作し、全6面を進んで行く。
特定の場所に出現するアイテムボックスを壊すとオプションチェンジ&パワーアップ、スピードアップ、ボム補給、1IP等のアイテムが出現します。

フィグゼイト(FIXEIGHT)1992年 アクションシューティング
縦画面、縦スクロールの1990年発売のアウトゾーン姉妹版のシューティングゲームで、レバーと2ボタン(ショット、ボンバー)で8人の戦士から選んだ自機を操作し、全7面を進んでいく。
アイテムには金塊、女神の像、POWER UP、ボンバー、SECRETがあり、SECRETはスピードアップ、スペシャルウェポン、シールドのいずれかの効果があります。
西暦HC109年。突如として異次元から現れた超存在「ゴッズ」は、圧倒的な軍事力を誇る重機兵団を率いて人類への無差別攻撃を開始した。地球を含む銀河連邦は壊滅の危機に瀕し、政府は最後の切り札として、アステロイド最終刑務所に収監されていた8人の屈強な戦士たちを釈放する。彼らの任務はただ一つ。「ゴッズ」の本拠地、惑星フォーチュンへの侵攻、そして超存在「ゴッズ」と、その重機兵団の壊滅である。報酬は、ただ一つ…FREEDOM。
この絶望的な状況下で、プレイヤーは8人の戦士から一人を選び、命懸けの戦いに身を投じることになる。それぞれが独自の戦闘スタイルと、個性豊かな武器を操る戦士たち。豪快なショットガンを乱射するパワーファイター、俊敏な身のこなしで敵を翻弄する格闘家、強力な魔法で敵を殲滅する魔術師、そして、謎めいた特殊能力を持つサイボーグ…、プレイヤーは自分の好みに合った戦士を選び、惑星フォーチュンの地を踏むことになる。
ゲームは、『アウトゾーン』を彷彿とさせる歩行型任意スクロールシューティングを採用。自機は画面内を自由に動き回り、ショットや特殊攻撃で次々と襲いかかる敵を撃破していく。しかし、『アウトゾーン』を凌駕する進化を遂げた本作では、単なる「敵を倒して進む」という枠を超えた、多様なゲーム性が用意されている。
まず、8人の戦士はそれぞれ全く異なる攻撃方法を持つ。近接戦闘を得意とする戦士は、敵に接近して素早い攻撃を繰り出し、遠距離攻撃に長けた戦士は、強力な魔法やエネルギー弾で敵を圧倒する。さらに、各戦士はレベルアップによって能力を強化することも可能。お気に入りの戦士を育て上げ、最強の戦闘力を手に入れるという楽しみ方が存在する。
7つのステージから成る惑星フォーチュンへの道のりは、まさに「7つの地獄」と呼ぶにふさわしい、過酷な試練の連続だ。それぞれのステージは、特徴的な地形や、個性豊かな敵兵によって構成されている。灼熱の溶岩地帯、氷に閉ざされた極寒の荒野、そして、ザイゴンの巨大兵器が待ち受ける危険地帯…。プレイヤーは、地形を巧みに利用し、敵の攻撃パターンを見極め、自機の能力を最大限に活かして、困難な状況を乗り越えていかなければならない。
さらに、本作では最大3人同時プレイにも対応。仲間と協力して、強力な敵を撃破する爽快感を味わうことができる。仲間との連携プレイが、勝利への鍵を握る場面も多いだろう。それぞれの戦士の能力を理解し、戦略的に協力することで、より困難なステージもクリアできる可能性が広がる。

ドギューン‼(Dogyuun)1992年 シューティング
縦画面、縦スクロールのシューティングゲームで、レバーと3ボタン(ショット、ボンバーorスピードアップ、プリソナービーム)で自機を操作し、全10面を進んでいく。
ボンバーとスピードアップアイテムはいずれかの排他的使用となり、ボンバーは装着時に1度しか使えないが、使用中は爆風が無くなるまで無敵状態となります。

【V・Ⅴ】ヴイ・ファイヴ (GRIND STORMER)1993年 シューティング
縦画面、縦スクロールのシューティングゲームで、レバーと2ボタン(ショット、ゲージ選択)で自機を操作し、全6面を進んでいく。
画面の下のゲージで装備の色が変わっている時にゲージ選択ボタンを押す事で装備が装着されます。
ゲージはアイテムを取る事で1つずつ移動します。

ナックルバッシュ(KNUCKLE BASH)1993年 アクション
横画面で3人のヒーローが極悪非道なキャラクターを次々と撃破する格闘アクションゲームで、ストーリー1と、ストーリー2のいずれかを選択する事が出来ます。
レバーと2ボタン(パンチ、ジャンプ)で操作し、レバーとボタンの組合せで、スライディング、膝蹴り、投げ技、必殺技、ガードなど多彩な動きが出来ます。
暗黒街に沈むネオンの街、鉄の爪を突き出す巨大な工場地帯、そして、荒廃した未来都市の廃墟。そこは、正義のヒーローたちが悪と対峙する、過酷な戦いの舞台だ。 『トリプルインパクト』は、そんな過酷な世界を舞台にした、横画面3人同時プレイ可能な格闘アクションゲーム。プレイヤーは、3人の個性豊かなヒーローの中から一人を選び、極悪非道な敵キャラクターたちを次々と撃破していく。
物語は、プレイヤーが選択する「ストーリー1」と「ストーリー2」の2つのルートに分岐する。 ストーリー1では、巨大犯罪組織「ブラッククロー」の陰謀を阻止するため、3人のヒーローが協力して立ち向かう。 一方、ストーリー2では、時空を超えた異次元からの侵略者に対抗するため、彼らはかつてないほどの困難に直面する。 どちらのストーリーを選んでも、手に汗握る展開と、衝撃的な結末がプレイヤーを待ち受けている。
操作は至ってシンプル。レバーと2つのボタン(パンチ、ジャンプ)のみで、多彩なアクションを繰り出すことができる。 レバーとボタンの組み合わせによって、軽快なスライディング攻撃、強烈な膝蹴り、敵を投げ飛ばす投げ技、そして、状況を一変させる必殺技など、様々な技を繰り出すことができる。 さらに、状況に応じてガードも使用可能。 これら多彩なアクションを駆使し、敵の攻撃をかわしながら、的確な攻撃を仕掛けていく、高度なテクニックが求められる。

えんま大王1993年
うそ発見器ゲームです。
ゲームを開始すると性別、希望コースを聞いてくるので恋人同士、ファミリー、キャンパス、スクール、オフィスなどから、ボタンで選択し、更に細かいコースを選び、パネル左側にあるセンサー(ウソ玉)に手を置いて、8問の問いに対しYESかNOで答える事で嘘か誠を審議します。
ゲームが終わるとエンディング画面が流れ、おかしな名刺が貰えました。

バツグン(BATSUGUN)1993年 シューティング
縦画面、縦スクロールのシューティングゲームで、レバーと2ボタン(ショット、ボンバー)で自機を操作し、全5面を進んでいく。
特定の場所にあるアイテムキャリアーを壊すと「パワーアップ」、「ボンバー」のアイテムが出現し、地上の専用ボックス、敵、建物を壊す事でボーナスアイテムが出現し、敵を倒した経験値で自機がレベルアップします。

スノーブラザーズ2(SNOW BROS.2)1994年 アクション
横画面アクションゲームで、1990年販売のスノーブラザーズの続編です。
遊び方は基本的に同じでレバーと2ボタン(ショット&キック、ジャンプ)で自機(4人の中から選択)を操作し、全6ワールドを進んで行く。
5ステージとボス面という構成のワールドと縦スクロール面が1つだけのワールドがあり、アイテムも前作よりパワーアップしています。
平和なスノーランドを乗っ取り、双子の王女プリプリ姫とプチプチ姫をさらった悪のホットダ王国のアチッチ王!このままではスノーランドは全て溶けて消えてしまう!平和な日々を取り戻すため、スノーブラザーズが立ち上がる!
可愛らしいキャラクターと、クールでホットな世界観が魅力の固定画面型アクションゲーム。シューティングゲームで名高い東亜プランならではの、シンプルながらも奥深いゲーム性と爽快なアクションが特徴だ。画面いっぱいに広がる敵を、磨かれたテクニックで一網打尽にする快感は、まさに格別。
当時、様々なプラットフォームに移植され、国内外で高い評価を得た本作は、最近ではNintendo Switchでもリメイク版が発売され、新たなファン層を獲得している。老若男女問わず楽しめる、忘れられない名作だ。